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基本コンセプト


《目標》日本一の桜街道〜調和のとれたふるさとの原風景〜
美しい山形・最上川フォーラムは、最上川夢の桜街道づくりに取り組んでいる。
最上川夢の桜街道とは、最上川をはじめとした河川空間に、新たな桜の名所づくりを行うものであるが、併せて、既存の桜の名所とのネットワークや維持管理組織の育成支援などを総合的に行うものである。
よって、県内の桜の課題を整理し、山形県の桜のグランドデザインを提示するものである。

1.ネットワークによる魅力創出

県内には、様々な名所があるが、知名度では、市町村または県レベルにとどまっている。全国的な評価を得ていくためには、広域的にネットワークすることが求められる。
例えば、置賜さくら回廊は、3市町が連携することにより高い評価を得ている。
このような回廊が、村山、最上、庄内の各地域にできれば、県全体の連携が可能になる。そして、その4つの回廊のつながりを強め、「最上川夢の桜街道」の魅力を高めていく。

2.巨木の里であることの情報発信

山形県には、桜の巨木が多い。全国10位の中に2本が入っており、全国トップレベルである。それ以外にも県内各地には多くの巨木や桜の名所がある。しかし、地域における認知度や評価は低い。この地域の宝を再評価し、さらに磨きをかけて、全国に情報発信していく。

3.夢の植栽ポイントの整備

これまでは、県内各地域で桜の植樹を行ったり、事業者が植樹を支援してきている。
しかし、それぞれが個別に活動しており、県全体として整合性が取れていたとは言いがたい。また、テングス病などにかかった桜も各地で散見されている。さらに、維持管理が十分でないため、生育不良のものもあり、折角の景観を損なっている名所も見られる。

このような状況を打開していくためには、県全体のビジョンを提示し、県民・地域・事業者・行政が一体となって取り組んでいくことが大切である。統一したコンセプトに基づき、活動することにより、短期間で大きな成果を挙げることができるからである。

ただ単に、桜を県内河川空間全てに植えていくことは適切とは言えない。今回の調査では、夢の植栽ポイント(植栽候補地)を提案しているが、あくまで景観が向上する場所だけに限定している。この活動は、最上川沿いなどを全て桜で埋め尽くすことを目指すものではない。

ブナ、ナラ、杉などの景観を大切にするとともに、桜の名所とのメリハリを大切にするものである。いわば、調和のとれたふるさとの原風景を目指すものである。

4.桜守の育成

桜を守り育てるには、桜を愛する人たちによる世話が不可欠である。そのためには、コミュニティの再生が大切である。また、地域では、てんぐ巣病や生育不良への対応など、維持管理の方法が分からない場合も多い。よって、維持管理方法などを学ぶ研修会を開催し、地域に桜守を育成していくものである。
フォーラムは、巨木の里であることの情報発信、ネットワークによる魅力創出、夢の植栽ポイントの整備支援、桜守の育成支援を4つの柱に、これを総合的に推進することにより、日本一の桜街道を目指していく。

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